派遣とは?

そもそも派遣労働とは?
派遣労働とは,「雇用契約を結んだ会社(派遣元事業主)ではなく、別の会社(派遣先)で働く」ことです。
派遣労働者は、派遣元事業主と雇用契約を結びます。
・派遣元事業主は、派遣先と労働者派遣契約を結び、派遣契約の業務と労働者の登録した業務が一致した場合、労働者を派遣先に派遣します。
・労働者は派遣先の指揮命令を受けて働きます。賃金は、派遣元事業主から労働者に支払われます。

派遣のメリットとデメリット
派遣のメリットは3つあります。
一つは、好きな時間に働けるということが上げられます。例えば、週に4日だけとか、一日に6時間だけなど、自由に時間設定してもかまわないというメリットがあります。
二つ目にやりたい職種を選べるという点が上げられます。経験やスキルにもよりますが、例えば、簿記2級の資格を持っているのであれば、経理・会計の事務派遣を中心に仕事を探してもらって、比較的容易に経理会計の仕事に就く事ができます。
三つ目にいろいろな企業で働けることです。派遣のメリットのひとつとして、いろいろな企業で働けるということが上げられます。
例えば、正社員で入社することが非常に難しい一流企業から、ベンチャー企業、法律事務所や会計事務所までいろいろな企業で働くこともできるわけです。
もちろん、良いことばかりではありません。派遣社員にもデメリットがあります。
まず、派遣社員の最大のデメリットは、安定していないということです。大抵、3ヶ月契約で更新されるので、契約打ち切りになる可能性もあります。ですから、一生派遣社員として働くことは大変難しいでしょう。

紹介予定派遣とは
労働者派遣の役務の提供の開始前または開始後に、雇用することを前提に、派遣労働者として使用し、その間の派遣労働者の働きぶりから能力・適性を見極め派遣先で雇い入れようと思う場合には、派遣元から職業紹介を受けて、従業員として雇い入れる制度です。
派遣元事業所が紹介予定派遣労働者として労働者を雇用するときには、その旨を明示することが義務付けられています。