簿記の勉強 簿記上の取引とは

4月になりました。
今の時期は、新しいことを始めるのに最適な時期です。
これから、簿記検定の勉強を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次回の第119回 日商簿記検定試験は、2008年6月8日(日)に行われます。申込登録期間は、個人:3月25日(火)〜4月25日(金)です。
受験する方は、申し込みに遅れないようにしましょう。

さて、今日は、簿記について簡単におさらいしたいと思います。

簿記とは、経済主体の諸活動を貨幣的または物量的な数値をもって把握し、記録計算を行う技法です。
では、経済主体の諸活動とは何かというと、簡単に言えば、「取引」のことになります。

一般的に取引という用語は、商談で取引が成立したとか、会社と取引するというような使い方をします。

しかし、簿記上の取引の定義は、一般の取引とは若干違います。簿記では、財産の増減に関する活動のみを取引と呼んでいます。

ですから、商談が成立しただけでは、財産が動くわけではありませんので、取引とは言いません。実際に商品が動いたり、お金を支払う段階になって、取引が行われたとするわけです。

また、従業員に給料を支払うことも、一般的な意味では、取引とはいえませんが、簿記の上では、取引が行われているということになります。

面白いことに、例えば、泥棒が入って、商品が盗まれた場合でも、簿記の上では、財産が動いていますから・・・

この記事の続きは、簿記試験勉強のワンポイント講座で御覧ください。