司法書士は食えない資格かどうかを気にしない

早いもので、5月の半ばになりました。今年の司法書士試験まであと少ししかありません。
平成20年度司法書士試験 筆記試験平成20年7月6日(日曜日)に行われます。
平成20年度司法書士試験の受験申請受付期間 平成20年5月12日〜平成20年5月23日 となっています。
今年の試験を受験する方は、申し込みに遅れないようにしましょう。

今日は、司法書士の資格についてです。

司法書士資格に限りませんが、士業の資格は、食える資格。食えない資格という議論がかわされる傾向があります。
受験生なら、誰でも、司法書士が食える資格かどうかは気になると思います。

はっきり言ってしまえば、司法書士に限らず、士業の世界はどこでも、続けていくことは大変なものです。
今では、昔と違って、開業者が少なくて、新規開業すれば、すぐに仕事が舞い込むような地域はなくなっています。
どこでも、既存の開業者がいて、新規顧客を開拓していくことは容易ではありません。
口で言うのは簡単ですが、相当の営業力と、経営ノウハウがなければ、どの士業の事務所であっても、事務所を維持していくことは難しくなっています。
むしろ、士業で成功できる営業力と、経営ノウハウがあるのであれば、その能力を別の事業に向けたほうが、稼げるとも考えられます。

司法書士試験の勉強をしている方の多くは、司法書士試験に合格したら、数年間、先輩の司法書士事務所で働いて、経験をつんでから、独立しようと思っているでしょう。
将来は、独立したいと思っている方も多いと思います。だからこそ、独立してから、食っていけるのがどうかを気にするのだと思います。

しかし、必ずしも、司法書士資格は独立しなければ生かせない資格ではありません。
司法書士ほどのレベルの資格になれば、一般企業でも、司法書士資格を持っているだけで、相当の法律知識があると評価してくれますから、法務部や総務部での仕事に就きやすくなるでしょう。若い方なら、十分にチャンスがあります。

一方、年配の方でも、何も、司法書士の本来の仕事をするだけが、司法書士資格を生かす道ではありませんから、チャンスがあるとい得るでしょう。

たとえば、司法書士講座の講師も司法書士資格がなければできないものです。プレゼンテーション能力が高い方は、講師を目指すことも、資格を生かすひとつの道といえるのではないでしょうか。

また、司法書士試験の勉強で培った法律知識は、司法書士以外の仕事にも生かせるはずです。

たとえば、資格受験生がよくいうダブルライセンスという考え方からすれば、
司法書士資格だけでなく、FP資格も取得して、相続関係、不動産関係に強いFPになるという道もあります。FPの仕事を中心にやっていきながら、相続案件があった場合や、不動産案件の仕事があった場合には、司法書士として専門的なアドバイスをしたり、実際の手続きを行うということもできるわけです。

このように、司法書士の仕事・・・

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